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2016年10月26日
ファミリー向けキャンピングカーが次世代ユーザーを育てる 記事詳細
 ■ファミリー向けキャンピングカーが次世代ユーザーを育てる 拡大写真 

『2016-10-20.「バンコン」とはどういうキャンピングカーか?』&
『ダウンサイジングの要請から見直された日本のキャンピングカー』の続編です。

町田氏;「軽キャン」以外に、日本のキャンピングカーが世界のトレンドとは異なるところはどんなとろこですか?

私;基本的に、ヨーロッパなどでは、キャンピングカーというのは、リタイヤしたシニア夫婦の乗り物なんですよ。アメリカにおいてもシニアの保有率は高いですよね。
もちろん、日本も年々そういう傾向が強まっていますが、日本では子供も交えたファミリーユースのキャンピングカーというものが作り続けられているし、またそういうマーケットが確実にある。そこが大きな違いかもしれません。


 ■ファミリー向けキャンピングカーが次世代ユーザーを育てる 拡大写真 

町田氏;レクビィさんの場合は、確かに、ファミリーで使うのに適したもの、そしてシニア夫婦の旅くるまに特化したものと、両方のバランスがうまく図られていますね。

私;たとえば、うちの防水ルームを持った車種として、ファイブスターとカントリークラブという2台のバンコンがありますけれど、これも一応ファミリーとシニアの用途を分けているつもりなんです。どちらも、簡単にベッドが出来て、ファミリーでも夫婦2人でも使いやすいように工夫されていますが、セカンドシートの位置が違う。
カントリークラブの場合は、車体の中央部に一人用のシートが向かい合う対面ダイネットが設定されている。つまり、運転席・助手席の空間と、セカンドシートのある空間が完全に独立しているんですね。だらか、これは夫婦二人用、つまり、運転席に座っていた人々が車を停めてリビング空間に移動した時に快適に使えるようにレイアウトされている。


 ■ファミリー向けキャンピングカーが次世代ユーザーを育てる 拡大写真 

それに対して、ファイブスターの場合は、フロント席のシートバッグを前側に倒し、テーブルを挟んでセカンドシートと向かい合うという、5人用の対面ダイネットが実現している。
つまり、子供や祖父・祖母を交えた家族が顔を合わせて談笑できるような構造になっているんですね。また、フロントシートとセカンドシートの距離が近いから、走行中もフロントシートに座った人と、セカンドシートに座った家族との間で会話を交わすことができる。







 ■ファミリー向けキャンピングカーが次世代ユーザーを育てる 拡大写真 

町田氏;移動中に親子や祖父母と交流ができるというのは、考えてみれば大事なことですよね。

私;ええ。日本では実際にそういうニーズが多い。たとえば若夫婦の経済状況がそれなりだとしても、その親達には余裕があるという家族もたくさんある。その場合は祖父がキャンピングカーを購入して、子供や孫と旅行するというケースも出てくる。だから、日本ではファミリーユーズのキャンピングカーというものが絶えることがないわけです。


 ■ファミリー向けキャンピングカーが次世代ユーザーを育てる 拡大写真 

町田氏;なるほど、1台のキャンピングカーが世代を超えて受け継がれていく!

私;そうなんです。ところが、シニア夫婦の二人用車両としてマーケットが固定化されてしまったヨーロッパのキャンピングカーには、ファミリーで使うという発想が希薄。
そのため、下の世代に広がって行かない。だから、ヨーロッパのキャンピングカー業界は、いかに若い世代にキャンピングカーを普及させるかということを、いま真剣に考えています。
「世界RV会議(2015)」の会場では、そのことも大きなテーマになったのですが、私は「日本の場合は大丈夫」だと答えたんです(笑)。なぜかというと、日本では、子連れのファミリーを対象にしたキャンピングカーもたくさん作られているから。
つまり、幼い頃に、キャンピングカーで出かけた経験をした子供は、成人して自分の家族を持った時に、また自分の子供にも同じ体験をさせてやりたいと思うことが多いはず。そのために、我々はファミリー向けのキャンピングカーを作り続けているんだと。
そう語ったら、外国人たちからかなりの拍手が沸き起こりましたね。「日本のキャンピングカー業界は次世代ユーザーのフォローをしっかり行っている」という評価でした。



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ファミリー向けキャンピングカーが次世代ユーザーを育てる
『2016-10-20.「バンコン」とはどういうキャンピングカーか?』&
『ダウンサイジングの要請から見直された日本のキャンピングカー』の続編です。

町田氏;「軽キャン」以外に、日本のキャンピングカーが世界のトレンドとは異なるところはどんなとろこですか?

私;基本的に、ヨーロッパなどでは、キャンピングカーというのは、リタイヤしたシニア夫婦の乗り物なんですよ。アメリカにおいてもシニアの保有率は高いですよね。
もちろん、日本も年々そういう傾向が強まっていますが、日本では子供も交えたファミリーユースのキャンピングカーというものが作り続けられているし、またそういうマーケットが確実にある。そこが大きな違いかもしれません。




町田氏;レクビィさんの場合は、確かに、ファミリーで使うのに適したもの、そしてシニア夫婦の旅くるまに特化したものと、両方のバランスがうまく図られていますね。

私;たとえば、うちの防水ルームを持った車種として、ファイブスターとカントリークラブという2台のバンコンがありますけれど、これも一応ファミリーとシニアの用途を分けているつもりなんです。どちらも、簡単にベッドが出来て、ファミリーでも夫婦2人でも使いやすいように工夫されていますが、セカンドシートの位置が違う。
カントリークラブの場合は、車体の中央部に一人用のシートが向かい合う対面ダイネットが設定されている。つまり、運転席・助手席の空間と、セカンドシートのある空間が完全に独立しているんですね。だらか、これは夫婦二人用、つまり、運転席に座っていた人々が車を停めてリビング空間に移動した時に快適に使えるようにレイアウトされている。




それに対して、ファイブスターの場合は、フロント席のシートバッグを前側に倒し、テーブルを挟んでセカンドシートと向かい合うという、5人用の対面ダイネットが実現している。
つまり、子供や祖父・祖母を交えた家族が顔を合わせて談笑できるような構造になっているんですね。また、フロントシートとセカンドシートの距離が近いから、走行中もフロントシートに座った人と、セカンドシートに座った家族との間で会話を交わすことができる。









町田氏;移動中に親子や祖父母と交流ができるというのは、考えてみれば大事なことですよね。

私;ええ。日本では実際にそういうニーズが多い。たとえば若夫婦の経済状況がそれなりだとしても、その親達には余裕があるという家族もたくさんある。その場合は祖父がキャンピングカーを購入して、子供や孫と旅行するというケースも出てくる。だから、日本ではファミリーユーズのキャンピングカーというものが絶えることがないわけです。




町田氏;なるほど、1台のキャンピングカーが世代を超えて受け継がれていく!

私;そうなんです。ところが、シニア夫婦の二人用車両としてマーケットが固定化されてしまったヨーロッパのキャンピングカーには、ファミリーで使うという発想が希薄。
そのため、下の世代に広がって行かない。だから、ヨーロッパのキャンピングカー業界は、いかに若い世代にキャンピングカーを普及させるかということを、いま真剣に考えています。
「世界RV会議(2015)」の会場では、そのことも大きなテーマになったのですが、私は「日本の場合は大丈夫」だと答えたんです(笑)。なぜかというと、日本では、子連れのファミリーを対象にしたキャンピングカーもたくさん作られているから。
つまり、幼い頃に、キャンピングカーで出かけた経験をした子供は、成人して自分の家族を持った時に、また自分の子供にも同じ体験をさせてやりたいと思うことが多いはず。そのために、我々はファミリー向けのキャンピングカーを作り続けているんだと。
そう語ったら、外国人たちからかなりの拍手が沸き起こりましたね。「日本のキャンピングカー業界は次世代ユーザーのフォローをしっかり行っている」という評価でした。





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