1年で一番良い(?)季節の5月というのに、まだ出かけていない事にやきもきしていた。
以前、装着・交換した「スタビライザー」の実走チェックも充分ではなかったし...。
先日ちょっとだけ時間が出来たので、急遽午後から1泊で出かけた「くるま旅」の話です。
予めの準備が必要ない事も、「くるま旅」のメリットなんですよね。
昔、良く通った福井方面が適当な距離だし、行ってみたい所もあるしなあ。
ということで「JRVA」での推薦ポイントがないか、Webで確認。
残念ながら適当な「RVパーク」がないので、それなら本当に行き当たりばったりという事に...。
当時とは違い急ぎではないので、行程は琵琶湖畔から一般道を走る事にした。
先月飛行機で空から見た「湖南」とは異なり、「湖北」の水はきれいだね。
途中立ち寄った道の駅で売っていた「ビワマス」の刺身も新鮮で美味そうで、帰りだったら買うところだった。
ほどなくして日本海側へ出ると、敦賀湾はべた凪で海原は鏡の様だ。
景色的には気持ちはいいし、波止や小磯には釣り人も多い。でもきっとべた凪は釣れないよね、残念。
海岸線を走るのは、やっぱり晴れた日中が一番だ。というか、それは高原道でも同じだよね。
越前は蟹が名産で、特に冬がすごい人出でにぎわう。でもこの時期は観光客も少なく、道路もスムーズに走れた。
本日の温泉と車中泊する場所を確認して、まだ時間が有ったので少し余分にドライブしてみた。
昔、国道もくぐっていた天然の岩の洞穴「呼鳥門」は、今は風化が激しく通行止めで、代わりに味気ないトンネルが出来ていた。
この地域は昔はダイバーを嫌って、潜る準備をしていたら「ドロボー」呼ばわり(サザエ等を捕る人)された事があった。
気分の悪い思いをしたけれど、今ではウェルカムなのかちゃんと棲み分けされていて、ダイバー優先のエリアも有る様です。
はやりとは言わないが、ここにも「千枚田」があった。
かなりきつい坂を登っていくと(もちろん車でね)あれ?廃田風で、案内板には「千枚田水仙園」とか...。
ちょっと、なんだかねえ。
夕刻になり海辺に下りて、本日の夕食処を探す。
土曜日ではあったが閉まっているお店も多く、宅配便の運転手さんに聞いてみたり...。
どうやら「近く(?)の陶芸村のイベント」に出張販売に出かける為らしい。
運良く、予定していた立寄り温泉の近くで営業中の看板を見つけて、イン。
「漁り火街道」と名付けられた訳はすぐに分かり、新鮮なイカ刺しに蟹など海の幸で満腹。
露天風呂からもよく見える「漁り火」は、有りもしない「対岸の街の光」の様に海面いっぱいを照らしていた。
翌日は海岸線から離れ、少し山側へ移動する事にした。
以前から義姉が関わっていた「越前和紙の里」へ向かう。
村の町並みも風情があるし、神社もすごい。
そこかしこにも有るかもしれない「和紙」の村ですが、そこの「工芸館」ではその伝統の技の説明を見聞き出来、デモをして下さるお婆ちゃんから、すばらしい話しが聞けました。
また、たまたま前日の夜に車内で見たTVで「古文書」の保存に関わる人達の番組が気になっており、ナビで検索すると何と近く...。
早速出かけてみて(おさごえ民家園)、そこでもまたまたそこのスタッフさんに色々伺った「合掌作り」の事も良かったですよ!
こんなに無計画に出かけても、滅多に味わえない旅が可能だった事に、感激!
だからやめられないし、また出かけたくなります。
今週も行こうかな、ってね。
追記;
取り付けたりした「スタビライザー」ですが、やっぱり良いですね。 → そのブログはこちら
ただ、昨年東北を走った時のような「嵐」ではなく、両日とも穏やかな日和でしたけどね。