2014年08月23日
「大人」になってから訪れるのが一番かも。 記事詳細
「テーマパーク」の走りだったと思う。
地元愛知県にある「明治村」のことです。
50年前に出来た此所には、中1以来の訪れでした。不安定な天候が少しだけ心配。
当時も、「最高の一日」を過ごしたと思うが、今訪れてみて「こりやぁ、大人向けだな」と思い直した。
ロケーションも施設(移築した建物達)の配置も、素晴らしい。
「古いものの良さ」が、現代に繋がっている事が容易に想像出来て、その感を強くしているのかも。
「明日香の古墳」や「登呂遺跡」もすごかったけど、進化のイメージがつながり難い。
でも、超有名なテーマパーク等とは完全に異質で、しかも少し「どんくさい」。
お洒落感やわくわく感も少ない気がする。
「作られた物」にある「仕掛け」も無用とばかりに、ただ「普通」にあるだけだ。
この辺りも少し枯れた感じで、「大人向け」だと感じた。
「帝国ホテル(中央玄関)」は、フランク・ロイド・ライトによる建築物。
大正時代の建築だが、明治村にある。
細部の作りは、何かしらバリ島かタイの寺院を思い出させる。
造作に手間が惜しみなく掛けられているのが、解る。実用一本に走っていない。
「東松家住居(名古屋市)」油問屋から銀行屋になった人の古宅。
色々あったけど、2階の部屋の「ふすまの手掛け」は、表と裏で「形」が異なっている。
堀川沿いの商人らしく、「千鳥」と「櫂(舟のかい)」。
全く、お洒落というか、気が利いている。
芝居小屋「呉服座(大阪)」は、此所では今も現役らしい。
「花道」を役者の様に、「足音」をたてて歩いてみた。
舞台脇の下見板に掲げた「紋」の、名前の由来か「五つの福」を模した染めにうなずく。
こうして見てくると、「ゆっくリズム」」な時代の良さを感じるなあ。
これを「ジャパニーズキャンピングカー」にも生かしたい。
「嗜好」を大事にする車作りには、その事がとても大事だと再認識出来た「明治村」でした。
お盆とも重なった時期だったので、駐車場は「里帰り」か「旅行」か、他府県ナンバーが多い。
キャンピングカーも数台停まっていた。
「大人の旅」にも、このゆるさはぴったりだよね。
「キャンピングカー」のある旅にはちょうど良い。
PS;
母親の実家近くにあった事を、今も鮮明に覚えている「レンガの建物」があったのが一番嬉しかった。
PS2;
「金しゃちビール」製造の、「地ビール」も飲める。これも「おとな!」。