忙しさにかまけて、ブログのアップがしばらくぶりになってしまいました。
「断熱」について今まで集めてきた実験データを再検証する為に、色々試験を行っています。
その中で、マイキャンパーに施工して「体験的」にその可否を判断しようと思いつき、この夏「断熱フィルム」を張りました。
マイキャンパーは、キャビンの窓が2重窓になっている為、ここは除外します。
またフロントシールド(フロントガラス)には、色々問題が出そうだった為、左右ドアのみにしました。
実は200系ハイエースには、「UVカット」タイプのガラスが採用されています。
一般的に「断熱フィルム」には「UVカット」機能が付属されていますので、紫外線はほぼ完全にカットしている事になりました。
断熱フィルムには「熱反射」タイプと「熱吸収タイプ」があります。
「反射」はミラーフィルム等で、今回は運転席両側ですので、当然ですが無色の「熱吸収フィルム」を張ってみました。(外注ですが、、、)
施工後、日光に当ててデータを測定してみました。
結果は、施工車のガラスそのものが熱く(1例、34.7°対36.0°)なりました。
その影響でおそらく車内温度も上がると思われ、「断熱」とは逆になってしまいます。
但し、「熱線」のガラス透過は大幅に削減されていると思われ、その為ガラスから数十センチ離れた「シート表面」の温度は、3°以上低くなっていました。
簡易的に測定した結果ですので、グラフ等に表すまでに至っていませんが、現在も着々とデータ取りをしておりますので、その結果をフィードバックしていきたいと思ってます。
「断熱」と「保温」は一体的関係で、暑い事と暖かい事が同じ原理で発生しがちです。
車には、夏と冬で求められる事が逆なんです。
冷蔵庫の様に、同じ方向の熱カットは比較的問題が簡単なんですがね、、、。