しばらくぶりの、「キャンピングカー プチくるま旅」のアップです。
JR新幹線の車内広告(そうだ京都、行こう)に、こんな言葉が載っていました。
「初夏に私は『秋のガイドブック』を開きます。紅葉の名所は、すなわち新緑の名所ですから。」
プロの「コピーライター」は上手いですね。
これ、実は「くるま旅」にも同じ事が言えるんですよね。
多くの人が出かける場所や時期は、もちろん良いんです。
でもその反対には、別の良さも見つかる事も、、。
そんな「発見や気づき」が楽しいんですよ、くるま旅は。
それが辛くならない程度の準備や仕掛けがあると、もっと楽しいものです。
だから、「キャンピングカー」をお勧めしています(仕事柄ですが)。
「簡単」「楽々」「値打ち」、そして「高満足度」。
今回は、「若狭湾」方面のプチ旅です。
新幹線の開通で、大盛り上がり気味の「石川県」に隠れた「福井県」を狙ってみました。
なぜかといえば「ゴールデンウィーク」最中でしたので、、。
(前述のJRの件とは少し違ってますけど、「外した」ところは似ていませんか?)
その日は、もたついていて結局出発時間は3時過ぎに。
なら、日本海の海の幸を食しに行こう!という訳で、。
確か「敦賀」のお寿司は、「回って」いても美味いとか。
結局無難なお店を選んでしましましたが、でも大正解。
旬の「さより」には、その清楚なまでの品を感じてしまいました。これは、僕にはないなあと一人言。
その晩は昔良く出かけた、三方五胡の畔で静かな一晩を過ごしました。
ここは昔、小さなボートを係留していたり、キャンピングトレーラーを据え置きしていた所です。
当時は「釣り」や「海遊び」の為に来ていたので、何しろ「まっすぐに」に走ってきていました。
小さな入江や集落の様子など全く観る事もなく、「釣れそうか」だけで停車場所も決めていました。
今回十数年ぶりに「ぶらり」とやってきた彼の地は、梅干しが産地のとても地味なところでした。
でも、連休の騒がしさ等全くない「裏メニュー的」な海辺の村は、どこも素敵な所ばかり。
今まで何十回も来ていたのに、自分も変われば見え方も変わるもんですね。
各地に行くと「古い町並み」があり、保存されている事がありますね。
どこにもそれなりの理由や工夫の跡があります。
「違い」も面白いし、「共通点」を見つけては頷く。
「大きな家」は、大概「庄屋」か「網元」。時には「旅館」や「料亭」も。
ここ、「小浜」にもありました。「お茶屋」さん、一興ですね。
3丁目茶屋
招き猫5匹
隅床の三日月
西洋的照明
曲線の踏板
身代わり猿
[オバマ]の箸
最近話題(?)の「鯖街道」も気になります。
日本海の幸を京都へ運んだ大昔の道で、ここが起点とか。
今は整備もされた「宿場町」もあり、ちょっと立ち寄ってみます。
復元された旧道には、昔からの文化もありそうです。
でも、今回少し気になった事も。
それは、「水」です。道沿いには小さな水路(側溝)が作られており、あえて蓋をしない「水のある風景」が「らしさ」を醸し出しています。
あちこちで見かけるので「流行り」なのかもしれませんね。
ここ「熊川宿」では、明らかに「引き入れた」と思われるほどの「水の流れ」は、傾斜のある道の側溝には、少し危険とも思われるほどでした。
「小さな子供が落ちたら大変」と気づいたのは、我が家のワンこが「尻込み」する姿からでした。
「なんでも一緒」はそろそろやめて、「ここならでは」を発信していってほしいなどと、訳の分かったふりの自分に、少し苦笑い気味になりました。
赤壁は「ベンガラ」?
丸い窓は何?
奥琵琶湖に出て、湖岸道路は走ると穏やかな水面に映る緑が綺麗で、思わず入った「カフェ」はアンティークでいっぱい。
湖側のオープンデッキで飲むコーヒーは、また格別でした。
ねっ、良いですね「くるま旅」!