社長のブログ
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2015年05月24日
キャンピングカーの車内での結露を減らす 記事詳細
良く「断熱処理」は「結露防止」の為に行っていると思われています。
それは「冷たいコップ」等の周りがすぐに水滴でビタビタになってしまう事で、理解をされているようです。
勿論温度の低いものは結露がしやすいのですが、なぜ「水滴」が付くかを少し考えてみましょう。
結露は、「相対湿度」の限界を超えた時に発生します。(調べてみた受売りです)
相対湿度;温度によって、「飽和水蒸気量」は異なります。
気温0度では 4.8 cc/㎥、30度では 30.3 cc/㎥ の水分が空気中に留まれます。
これを超えた分が「水滴」になるとか。
冷たいコップの外側表面に触れた空気は一瞬にして低温に冷やされ、結果その空気の中に含まれていた「水蒸気」が水になってガラス面を濡らします。
実は「比熱」も大きく影響し、「熱伝導率」の高い物質(鉄やガラス等)は、暖かい空気に触れた表面をその内部からどんどん冷やし続ける為、「ビタビタ」になる訳です。
同じ温度(例えば5度)の木製の「升」の場合は「比熱」も大きく「熱伝導率」は小さい為、その表面温度を中側からどんどん冷やす事にならず、「ビタビタ」になるには比較的時間が掛かります。
全く同じような温度でもその差ははっきりとしており、これは「断熱効果」とは少し違う理由なのです。

(解り難いですね)
ところで、バンコン車内は10〜12㎥程度あり、「飽和水蒸気量」は、0度では 57.6cc 30度では363.6cc となり、その差は306ccあります。

ちなみに人は皮膚と肺の呼吸から、1リットル/日 もの水分を出すと言われています。
単純に時間平均すると 54cc/時で、6時間程度で300ccを超えてしまいます。
超えた分は水滴となり、少しでも温度の低いところで「結露」してしまうんです。
結露はあちこちで始まるのではなく、一部(同じ条件であれば全部)に集中します。

そこでその結露を防ぐには「換気」が一番効果的で、冬の寒い時こそ「換気」は重要になります。
この事は、意外に知られておらず、「結露防止」の為に「断熱処理」効果をどんどん高めたりしてしまいます。
しかしながら、それでは飽和状態の緩和にはならず、結局どこかで結露せざるを得ないのですね。
換気は比較的原始的な方法(窓を開けるとか)で可能ですし、空気はすぐに温まりますので、ルーフベンチレーターの開閉と、ヒーターの併用を上手くすることが快適な車内を作ります。
勘違いに気づく方は、爽やかな車内で気持ち良く過ごす事が出来るのですね。
 ■キャンピングカーの車内での結露を減らす 拡大写真 

皆さんも車中泊する時は、冬こそ「換気」をして「結露の無い」車内でお過ごし下さいね。
夏の暑さ対策と同じ「換気」は重要なんですよ。

追記;車内で「鍋」をする時こそ、「換気」ですね!
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2015年05月24日
キャンピングカーの車内での結露を減らす
良く「断熱処理」は「結露防止」の為に行っていると思われています。
それは「冷たいコップ」等の周りがすぐに水滴でビタビタになってしまう事で、理解をされているようです。
勿論温度の低いものは結露がしやすいのですが、なぜ「水滴」が付くかを少し考えてみましょう。


結露は、「相対湿度」の限界を超えた時に発生します。(調べてみた受売りです)
相対湿度;温度によって、「飽和水蒸気量」は異なります。
気温0度では 4.8 cc/㎥、30度では 30.3 cc/㎥ の水分が空気中に留まれます。
これを超えた分が「水滴」になるとか。
冷たいコップの外側表面に触れた空気は一瞬にして低温に冷やされ、結果その空気の中に含まれていた「水蒸気」が水になってガラス面を濡らします。
実は「比熱」も大きく影響し、「熱伝導率」の高い物質(鉄やガラス等)は、暖かい空気に触れた表面をその内部からどんどん冷やし続ける為、「ビタビタ」になる訳です。
同じ温度(例えば5度)の木製の「升」の場合は「比熱」も大きく「熱伝導率」は小さい為、その表面温度を中側からどんどん冷やす事にならず、「ビタビタ」になるには比較的時間が掛かります。
全く同じような温度でもその差ははっきりとしており、これは「断熱効果」とは少し違う理由なのです。

(解り難いですね)

ところで、バンコン車内は10〜12㎥程度あり、「飽和水蒸気量」は、0度では 57.6cc 30度では363.6cc となり、その差は306ccあります。

ちなみに人は皮膚と肺の呼吸から、1リットル/日 もの水分を出すと言われています。
単純に時間平均すると 54cc/時で、6時間程度で300ccを超えてしまいます。
超えた分は水滴となり、少しでも温度の低いところで「結露」してしまうんです。
結露はあちこちで始まるのではなく、一部(同じ条件であれば全部)に集中します。

そこでその結露を防ぐには「換気」が一番効果的で、冬の寒い時こそ「換気」は重要になります。
この事は、意外に知られておらず、「結露防止」の為に「断熱処理」効果をどんどん高めたりしてしまいます。
しかしながら、それでは飽和状態の緩和にはならず、結局どこかで結露せざるを得ないのですね。
換気は比較的原始的な方法(窓を開けるとか)で可能ですし、空気はすぐに温まりますので、ルーフベンチレーターの開閉と、ヒーターの併用を上手くすることが快適な車内を作ります。
勘違いに気づく方は、爽やかな車内で気持ち良く過ごす事が出来るのですね。

皆さんも車中泊する時は、冬こそ「換気」をして「結露の無い」車内でお過ごし下さいね。
夏の暑さ対策と同じ「換気」は重要なんですよ。

追記;車内で「鍋」をする時こそ、「換気」ですね!

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