
■伝統と文化、、、 拡大写真

標題からして、大袈裟ですね。
そこは、僕の悪いとこです。
先日、飛騨に行った時の話しです。
例によって、古い町を散策。(年寄りの趣味、、)
覗いた店は、「和蝋燭」屋さん。
店先は「昭和を再現する為の演出」の様ですが、作りながら売っている商売なんですね。

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2階のある長屋風です。
ここに住んでいるかは不明ですが、おそらく昔は住んでたと思います。

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ロウソクは今では仏具の一つの様ですが、以前は必需品で文明の品だったと思います。
電気が発明され、照明具が普及し、今は「昔」のことになってますね。
でも手作りで且つ、溶かした「蝋」を手掛け(生掛けと呼ぶらしい)して製成する作業は、「伝統」品になってるね。

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「蝋燭」という字が凄く、聞けば「櫨(ハゼ)」の実を絞った「木蝋(もくろう)で作るとか、、。
そして「芯に」は、「イグサ」の一種に和紙や真綿を使って作るらしい、、。

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蝋燭の断面は、バームクーヘンみたいとか、、。
それは「外」もそうで、まるで「キャンディ」の様。
灯りに使うにはカラフルで楽しい方が良いので、作っているとか。
なるほど、、。
仏壇などに使うのは「白」が基本で、特別な時には「赤」も使用するらしい。

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「脚光」を浴びるようになったのは、ずいぶん昔の「連続テレビ小説」のヒロインの下宿先が「和蝋燭屋」という設定だったから。
昔の必需品が「文明の利器」にとって代わられ、「伝統」品としてTV番組によって広く認知された。
ただその後、脚光は少しずつ褪せ始め、店には「主」が一人だった。
ローソクは「文化」にはまだ届いていないのかも、、。
少し、残念な気持ちで「蝋燭職人」の方の「熱い話し」に聞き惚れてました。

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「文化」といえば、感謝の気持ちなどを普段お世話になっている人たちへ伝える風習に、暑中見舞い葉書やお歳暮の品を贈ったりしていましたね。
しかし、ネットや交通環境の整備がグンと進み、人と人の距離感が近くなった今、様子が変わってきました。
伝統や文化は、時代によって変わっていくんですよね。
少し寂しい気もしますが、義理は辞めて「お礼」に特化出来て返って良いかもね、、、。
キャンピングカーも「もの」だけど、「文化」として根付き、そして続いていくことを願う僕です。