
■徳川園の「初音の調度」ってなんだ? 拡大写真

子供の頃、「徳川町〇丁目」(バス停)という町名由来は、「徳川家康」からきてると思ってました。
大きくなって、あの「家康」さんは三河なのに、、って、少し不思議だった。
行ってきました、「徳川園」。
徳川さんは尾張藩主「徳川光友(2代目)」さんで、彼の隠居所があったことから、徳川町となったらしい。

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将軍家の血筋継承の担保(?)の為に、幼くして嫁に出された娘(千代姫)の憐れを嘆く親の思いでそうしたのか、その嫁入り(?)の調度がすごかった。
「初音の調度」と呼ばれていて、数百年も経っても色褪せしない状態で「徳川美術館」に保管されていたらしい。
その特別展「国宝 初音の調度」が、6月8日まで開催されていた。

■徳川園の「初音の調度」ってなんだ? 拡大写真

幾つもある展示室の最後の部屋がここ。おお、すごっ。
大勢の入館者がショーケースを覗き込んでいる。
写真撮影も可能だった。

■徳川園の「初音の調度」ってなんだ? 拡大写真

蒔絵は、「源氏物語」をデザインして製作されたらしい。
江戸時代、「源氏物語」の評価が高かったんでしょうかね。

■徳川園の「初音の調度」ってなんだ? 拡大写真

調度には、「源氏物語」の中にある「和歌」の文字を溶け込ませてあるらしい。
(赤手箱)

■徳川園の「初音の調度」ってなんだ? 拡大写真

隠れた文字は「初音」と読める。

■徳川園の「初音の調度」ってなんだ? 拡大写真

この「棚(?)」の凄さ、、、、。
きっと、漆の金粉仕上げ!
まあ、渾身の贅を尽くした「調度」の数々。
この様な素晴らしく手の込んだ調度が幾つもあった。
(確か、70くらい)
順に拝観して終わりがけに、『平民からの搾取の塊かぁ』と思わず、呟く僕。
何故か、少し腹が立ってきた。(低レベルですみません。)

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美術館を出た広場では、徳川家の菩提寺だった「建中寺」界隈で続いている「天王祭」の山車揃えが行われていた。
なんというラッキー。こっちもしばらく見学見学。

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昼食後の通りには、先ほどの山車が曳行されていた。
こっちも面白い。
僕の連れ合いは、道向こうの「岩正」さんで以前「味噌煮込みうどん」を食したとか、、。
まじかぁ、、。