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2021年03月19日
〜新型MR開発後記A〜 記事詳細
 ■〜新型MR開発後記A〜 拡大写真 

■二元論

私が設計者M氏からレイアウト図を

受け取った時の第一印象は

「テト◯ス」でした。(笑)

例えとしては月並みですが、

パズルのように見えたのです。

 ■〜新型MR開発後記A〜 拡大写真 

じーーっと図面とにらめっこをして

車内の雰囲気を想像してみると

それは、、、

しだいに太極図に見えてきました。

そう、火鍋みたいなアレです。
 ■〜新型MR開発後記A〜 拡大写真 

万物が二極化して

バランスをたもっている、

そんな美しい自然の摂理さえ感じられました。

相反するものは対極にあり

一見、別モノのように見えますが

実は同次元でバランスよく

釣り合っているかのように

振る舞います。



ちょっと哲学的な表現になってしまいますが

『二元論』のようなイメージを受けました。

 ■〜新型MR開発後記A〜 拡大写真 

『二元論(にげんろん)』とは、

ざっくり言うと

 「世界やあらゆる物事を

  相反する2つの原理で

  説明しようとする考え方」らしいです。


例えば、

 太陽 と 月
 光 と 闇
 善 と 悪
 未来 と 過去
 男 と 女
 心 と 体
 プラス と マイナス...

哲学者のデカルトという人が

この『二元論』という考え方を提唱した

と言われています。

デカルトは、

「肉体は心の入れ物にすぎない」

という主張もしていたそうです。




ちょっと横道にそれてしまいましたが、

話を戻しますと

MRは『向かい合った

   2つのL型ソファーベッドが

   組み合わさって

   1つの大きなベッドにも展開する構造』

を持ったキャンピングカーなのです。

 ■〜新型MR開発後記A〜 拡大写真 

M氏は映画『TENET』の

ポスターにインスパイアされて

このレイアウトを思いついたそうです。

向かい合い銃を構える主人公が

確かに

ソファーベッドの構図に見えなくはないです。



ネタバレになるので 映画の内容は

ここでは 伏せさせていただきますが、

かなり複雑で難解なストーリーの映画です。

機会があれば ぜひご覧ください。


 ■〜新型MR開発後記A〜 拡大写真 

直線でない、真四角でない

2つのソファーベッドが合わさるためには

緻密な計算による設計を必要としました。





 ■〜新型MR開発後記A〜 拡大写真 

重量スライドレールのストローク量を見て

マットを支えるアルミアングルの

長さと強度を確保し、試作。
実際に車に載せて、確認。
 ■〜新型MR開発後記A〜 拡大写真 

木材・ウレタン・生地が折り重なるマットの

仕上がりの外周寸法を計算し、試作。。
何度も、何度も固定位置を変えて実験し

ようやく最終デザイン導き出したのでした。
 ■〜新型MR開発後記A〜 拡大写真 

開発中には、失敗・トラブルはつきものです。

便利さを追求すると、デザイン性を損ね

デザイン重視だと、ハイコストな上に

使い辛かったりします。

そういう葛藤と闘って妥協点を見つけると

結果として 

デザイン性も利便性もイマイチの

残念なものになってしまうものなのです。

しかし、

逆の発想を認める事によって

それが袋小路や迷宮からの突破口、

脱出の糸口になることだってあるのです。

結局、世の中は

『イエス』と『ノー』の二択だけでは

割り切れない世界なのでしょう。

新しい生活様式も賛否両論、いろいろあります。

周りが動いても、自分を見失わないように

これが私の部屋、『 My Room 』と

自信を持って言えるような空間づくりを

レクビィは応援しています。

        新型MR開発後記Bへつづく
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2021年03月19日
〜新型MR開発後記A〜
■二元論

私が設計者M氏からレイアウト図を

受け取った時の第一印象は

「テト◯ス」でした。(笑)

例えとしては月並みですが、

パズルのように見えたのです。



じーーっと図面とにらめっこをして

車内の雰囲気を想像してみると

それは、、、

しだいに太極図に見えてきました。

そう、火鍋みたいなアレです。


万物が二極化して

バランスをたもっている、

そんな美しい自然の摂理さえ感じられました。

相反するものは対極にあり

一見、別モノのように見えますが

実は同次元でバランスよく

釣り合っているかのように

振る舞います。



ちょっと哲学的な表現になってしまいますが

『二元論』のようなイメージを受けました。



『二元論(にげんろん)』とは、

ざっくり言うと

 「世界やあらゆる物事を

  相反する2つの原理で

  説明しようとする考え方」らしいです。


例えば、

 太陽 と 月
 光 と 闇
 善 と 悪
 未来 と 過去
 男 と 女
 心 と 体
 プラス と マイナス...

哲学者のデカルトという人が

この『二元論』という考え方を提唱した

と言われています。

デカルトは、

「肉体は心の入れ物にすぎない」

という主張もしていたそうです。




ちょっと横道にそれてしまいましたが、

話を戻しますと

MRは『向かい合った

   2つのL型ソファーベッドが

   組み合わさって

   1つの大きなベッドにも展開する構造』

を持ったキャンピングカーなのです。



M氏は映画『TENET』の

ポスターにインスパイアされて

このレイアウトを思いついたそうです。

向かい合い銃を構える主人公が

確かに

ソファーベッドの構図に見えなくはないです。



ネタバレになるので 映画の内容は

ここでは 伏せさせていただきますが、

かなり複雑で難解なストーリーの映画です。

機会があれば ぜひご覧ください。




直線でない、真四角でない

2つのソファーベッドが合わさるためには

緻密な計算による設計を必要としました。







重量スライドレールのストローク量を見て

マットを支えるアルミアングルの

長さと強度を確保し、試作。

実際に車に載せて、確認。

木材・ウレタン・生地が折り重なるマットの

仕上がりの外周寸法を計算し、試作。。

何度も、何度も固定位置を変えて実験し

ようやく最終デザイン導き出したのでした。

開発中には、失敗・トラブルはつきものです。

便利さを追求すると、デザイン性を損ね

デザイン重視だと、ハイコストな上に

使い辛かったりします。

そういう葛藤と闘って妥協点を見つけると

結果として 

デザイン性も利便性もイマイチの

残念なものになってしまうものなのです。

しかし、

逆の発想を認める事によって

それが袋小路や迷宮からの突破口、

脱出の糸口になることだってあるのです。

結局、世の中は

『イエス』と『ノー』の二択だけでは

割り切れない世界なのでしょう。

新しい生活様式も賛否両論、いろいろあります。

周りが動いても、自分を見失わないように

これが私の部屋、『 My Room 』と

自信を持って言えるような空間づくりを

レクビィは応援しています。

        新型MR開発後記Bへつづく

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