社長のブログ
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2016年10月21日
ダウンサイジングの要請から見直された日本のキャンピングカー  記事詳細
 ■ダウンサイジングの要請から見直された日本のキャンピングカー  拡大写真 

『2016-10-20.「バンコン」とはどういうキャンピングカーか?』の続編です。

町田氏;小型車に対する要請は欧米のユーザーにはないのでしょうか?

私;昔と今では違うと思いますが、昔は小さなボディの中に一切合財詰め込んでしまう日本のキャンピングカーというのは、向こうのユーザーからみると、「ストレンジ」、ひょっとしたら「クレイジー」という感覚だったかもしれません。
だから、日本のバンコン…特に軽キャンピングカーに寝泊まりするというのは、彼らにとっては何かの罰ゲームのようなもの…ギャグの世界の話に思えたでしょうね。

(だから、表現的にはリゾートチックな画像にしてみました)



 ■ダウンサイジングの要請から見直された日本のキャンピングカー  拡大写真 

町田氏;それが変わってきているわけですか?

私;変わってきています。というのは、いま欧米のキャンピングカー業界でも化石燃料の枯渇やら温暖化を食い止めようという動きが高まってきて、燃費を意識したような設計にシフトし始めているんです。
もちろん、そのためにはパワートレインの見直しも必要でしょうけれど、手っ取り早いのが車のダウンサイジング。大きなボディは燃費が悪い。そういう意識が台頭してきて、彼らなりに軽量・小型ボディのキャンピングカーを模索する傾向が現れてきたんですね。


(右の画像は、ドイツデュッセルドルフのショーでのカットですよ)
 ■ダウンサイジングの要請から見直された日本のキャンピングカー  拡大写真 

町田氏;そうなると、そこで日本車に注目が集まる!

私;そう。2015年2月にオーストラリアで「第3回世界RV会議」というものが開かれたんです。
そこで私が日本のキャンピングカー業界の現状報告をプレゼンテーションした時に、かなり反響があったのが日本の軽キャンピングカーでした。
もし4〜5年前だったら、「日本人はよくこんな”おもちゃ’’みたいなキャンピングカーを作るなあ…」というお笑いの対象として見られたでしょうけれど、今回はこれを真剣に受け止めた人が多くて、プレゼンが終わったあとも、その構造やら市場性についてずいぶん質問されました。


 ■ダウンサイジングの要請から見直された日本のキャンピングカー  拡大写真 

町田氏;今後、日本車が欧州のキャンピングカー開発にヒントを与えるということがあるんでしょうか?

私;現在の国産キャンピングカーのコンセプトを直接取り入れるということはないでしょう。ベース車も、レギュレーションも、伝統も、使用環境も全て違いますから。
ただ、日産で開発された NV200 がロンドンのタクシー車として使われるようになるなど、日本の小型車に対する親近感が高くなっているのは確かですね。
ヨーロッパでは、そういう小型で高性能な車両に対する関心がだいぶ高まっていて、フランスのネットなどを見ていると、どんどんダウンサイジングが進行していることが分かります。

(この画像も、デュッセルドルフですよ!)

{また、次回に続けます、、、}
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